モグワンの1日の給与量は?1袋の容量で何日持つ?老犬でも大丈夫?
モグワンは日本のスタッフが開発に携わって、手作りフードのようなドッグフードを目指して作られた今人気の商品です。
でも、
- 1日の給与量はどのくらいが適正なの?
- どうやって与える量を決めればいいの?
- 1袋の容量で、どのくらいで食べきってしまうの?
など色々と疑問が沸いてきますよね。
ここでは、モグワンの目安となる給与量と、ワンちゃんごとに適正量が分かる方法についてもご紹介いたします。
やっぱり大事なのは自分の家のワンちゃんに合わせる事ですよね。
モグワンの1日の給与量の目安について
モグワンの公式サイトには体重別に大まかな1日の給与量の目安が分かるようになっています。
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個体差を反映した給与量の計算方法
モグワンの公式サイトに掲載されている給与量はあくまで目安となっていますので、ワンちゃんそれぞれの個体差を反映させた給与量の計算方法についてご紹介いたします。
ワンちゃんごとの個体差を反映させた給与量を求めるには以下の5ステップをする必要があります。
- 安静時エネルギー要求量(RER)を割り出す
- 犬の個体差を反映させる犬の活動エネルギー係数を調べる
- 1日のエネルギー要求(DER)を求める
- モグワンの100gあたりのカロリーを調べる
- 1日の給餌量の計算する
- 安静時エネルギー要求量(RER)を割り出す
- @ 体重を「3回」掛け算する
- A √(ルート)を2回押す
- B 70(定数)を掛ける
- 犬の個体差を反映させる犬の活動エネルギー係数を調べる
- 1日のエネルギー要求量(DER)を求める
- モグワンの100gあたりのカロリーを調べる
- 1日の給餌量の計算する
安静時エネルギー要求量(RER)とは、じっとしているだけで必要となるエネルギー量のことです。
何もしていなくても最低限必要なカロリーを割り出します。
その計算式がこちら。
安静時エネルギー要求量(RER)=[(体重)0.75乗]× 70
ワンちゃんの体重が3kgだった場合を例に、電卓で計算する方法ご紹介いたします。
例) ワンちゃんの体重 3kg
3(kg 体重)× 3(kg 体重)× 3(kg 体重) = 27
@で出た「27」から√(ルート)のボタンを2回押します。
27 ⇒ √(ルート)⇒ √(ルート)= 2.2795
2.2795 × 70 = 約160
答え. 160kcal
3kgの犬の安静時エネルギー要求量(RER)は「160kcal」となります。
上記の計算をしなくても、こちらの安静時エネルギー要求量(RER)表を見れば簡単に調べることができます。
安静時エネルギー要求量(RER)表
体重kg | Kcal | 体重kg | Kcal | 体重kg | Kcal | 体重kg | Kcal | 体重kg | Kcal |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 70 | 11 | 423 | 21 | 687 | 31 | 920 | 41 | 1134 |
2 | 118 | 12 | 451 | 22 | 711 | 32 | 942 | 42 | 1155 |
3 | 160 | 13 | 479 | 23 | 735 | 33 | 964 | 43 | 1175 |
4 | 198 | 14 | 507 | 24 | 759 | 34 | 986 | 44 | 1196 |
5 | 234 | 15 | 534 | 25 | 783 | 35 | 1007 | 45 | 1216 |
6 | 268 | 16 | 560 | 26 | 806 | 36 | 1029 | 46 | 1236 |
7 | 301 | 17 | 586 | 27 | 829 | 37 | 1050 | 47 | 1256 |
8 | 333 | 18 | 612 | 28 | 852 | 38 | 1071 | 48 | 1277 |
9 | 364 | 19 | 637 | 29 | 875 | 39 | 1092 | 49 | 1296 |
10 | 394 | 20 | 662 | 30 | 897 | 40 | 1113 | 50 | 1316 |
ワンちゃんの状態に合わせて、エネルギー量(カロリー)を微調整する方法が、「犬の活動エネルギー係数」を使用することです。
全く動かなくても必要となるエネルギー量が安静時エネルギー要求量(RER)でしたが、それにプラスするエネルギー(カロリー)と考えれば分かりやすいかと思います。
ライフステージや活動状況、体調・状態などを考慮して必要となるエネルギー量をプラスしていきます。
例)3kgの老犬であれば、活動エネルギー係数は「1.4」となります。
犬の活動エネルギー係数
犬の状態(個体差) | 犬の活動エネルギー係数 |
---|---|
健康な成犬(避妊・去勢されていない) | 1.8 |
避妊・去勢されている犬 | 1.6 |
高齢な犬・老犬 |
1.4 |
肥満傾向にある犬 |
1.4 |
減量が必要な犬 | 1.0 ※念のため獣医と相談の上で量を決めて下さい |
軽い労働に従事している犬 |
2.0 |
中程度の労働に従事している犬 | 3.0 |
重労働に従事している犬 | 4.0 |
妊娠中(1週目〜4週目)の犬 |
2.0 |
妊娠中(5週目〜6週目)の犬 |
2.5 |
妊娠期後期の犬 |
3.0 |
授乳期の犬 | 4.0〜 ※授乳期の母犬への負荷が大きいため、適宜増量 |
成長期(離乳〜4ヵ月齢)の犬 |
3.0 |
成長期(4ヵ月齢〜10ヵ月齢)の犬 |
2.5 |
成長期(10ヵ月齢〜12ヵ月齢)の犬 |
2.0 |
ワンちゃんが1日に必要となるカロリーのことをエネルギー要求量(DER)といいます。
@安静時エネルギー要求量(RER)とA活動エネルギー係数で求めた数値を掛け合わせることで、1日に必要となるカロリーであるエネルギー要求量(DER)を割り出すことができます。
@安静時エネルギー要求量(RER) × A活動エネルギー係数 = エネルギー要求量(DER)
例) 3kgの老犬の場合
@160 × A 1.4 = 224Kcal
1日に必要なカロリー(エネルギー要求量(DER))は224Kcalとなります。
今回はモグワンですが、ドッグフードの100gあたりのカロリーを調べます。
モグワン 100gあたりのカロリー 344Kcal です。
Bで割り出した1日に必要なカロリー((エネルギー要求量(DER)))をモグワンのカロリーで割ります。
Bエネルギー要求量(DER) ÷ Cドッグフードカロリー(100gあたり) = 1日の給餌量
例)3kgの老犬の場合
224(Kcal)÷ 344(Kcal)× 100 = 約65g
モグワンの1日の給餌量は65gとなります。
1日2回の食餌だとすると、1回あたりの給料は32.5gとなります。
老犬だと活動量が落ちてくるので、1日に必要なカロリーは成犬に比べて少なくなります。
モグワンの給与量目安を見ても、3kg前後の給与量と比較しても少ない事が分かるかと思います。
これも個体差を考慮して給与量を割り出したからこそ分かった事なので、よりワンちゃんの状態に合わせてモグワンを与えたい場合は計算をしてみることをおすすめします
子犬のフードの与え方について
子犬の場合は、フードの与え方に注意が必要です。
成犬であれば、1日2回の食事が基本となりますが、子犬の場合は消化器官が十分成長していなく一度の量で食事の消化をしたり栄養を吸収することが出来ません。
そのため、食事回数を4回に増やして1回あたりの量を減らしてあげる必要があります。
そして、しっかりと食べているかを確認することも重要です。
子犬は体を作り成長するために必要な栄養素を十分にとらないと、栄養不足や低血糖などになってしまうリスクがありますのでご注意ください。
1袋の容量と何日くらい持つの?
モグワンの容量は1袋1.8kgです。
1日の給与量を計算するとおおよそ1袋が何日くらい持つのかが分かります。
3kgの老犬の例で言えば、1日の給与量は65gでした。
これで計算してみると、
1袋の容量(1.8kg)÷1日の 給与量(65g)= 約27.7日
おおよそ27.7日で1袋を食べきってしまう事が分かりました!
こうやって計算すると、定期便コースで注文した場合でも、どのくらいの個数をどのくらいの周期で届けてもらうようにすれば良いか分かりますね。
フードの切り替え方と注意点
新しくモグワンに食餌を切り替える時はいきなり全てを取り換えるのではなく、今まで食べていたドッグフードに少量を混ぜながら、時間を掛けて徐々に変えていかなければなりません。
急にドッグフードの切り替えを行うと、体が新しいドッグフードになれていない事から、下痢をしたり消化をしきれずに吐いてしまう事もあります。
モグワンと同じ会社が出しているカナガンの場合ですと、
- 1日目 新しいドッグフード25% : 従来のドッグフード75%
- 3日目 新しいドッグフード50% : 従来のドッグフード50%
- 5日目 新しいドッグフード75% : 従来のドッグフード25%
- 7日目 新しいドッグフード100%
のように短くても1週間程度の時間を掛けて、切り替えていくことが良いとされています。
もちろん、モグワンは別商品となりますので一概に同じとは言えませんが、少なくても1週間~10日程度は時間を掛けて切り替える事をおすすめいたします。
仮に10日間で切り替えるなら、
- 1日目 モグワン10% : 従来のドッグフード90%
- 4日目 モグワン40% : 従来のドッグフード60%
- 7日目 モグワン70% : 従来のドッグフード30%
- 10日目 モグワン100%
でも良いかと思います。
切り替え中に下痢などの症状がみられた場合は、従来のドッグフードに戻して便の状態が良くなるまで様子を見た方が良いでしょう。
無理に与え続けると症状が回復せずに、悪化させてしまう心配があるからです。
便が緩ければモグワンの給餌量を減らし、硬いようであれば給餌量を増やすなど適宜調整が必要になります。
便で分かる給与量の適正判断
フードを切り替えた時に、特に注意して確認してもらいたいのが、便の状態です。
モグワンにしたことで便の状態が通常と比べて変化していないか確認していくことが大切です。
給与量が多いor少ない・フードが合わない・消化不良を起こしているなどがあると、便の状態に変化が見られます。
愛犬の便が正常な状態なのかを判断するのに便利なのが、「ウォルサム糞便スコアチャート」です。
引用元 プロマネージ
理想的な便の状態が「グレード1.5〜2.5」、許容範囲が「グレード1.5〜3.5」なので、そのような便であれば給与量に問題はないでしょう。
しかし、便が硬いグレード1のような状態であれば、給与量が足りていないか、水分・運動不足等が考えられます。モグワンの量を少し増やすして様子を見ると良いでしょう。
逆に、便が柔らかいグレード4〜5のような場合は、給与量が多くて消化しきれていない・フードが合わない・食物アレルギーを起こしている等が考えられます。
下痢をしているようであれば、一旦前のドッグフードに戻して便が正常になるまで様子も見た方が良いかもしれません。
便が多少緩い程度あれば、モグワンの量を減らして様子をみます。
万が一、下痢が続いたりいつもと様子がおかしいと感じたら、早めに獣医さんに診てもらった方が確実ですし、安心かと思います。
モグワンの給与量やその他の疑問は専任スタッフへ問い合わせる
モグワンには「ペット栄養管理士」や「ホリスティックケアカウンセラー」の資格をもつスタッフがいて、問い合わせに回答してもらえるので、モグワンやペットの栄養面など気になることがあれば、問い合わせしてみるといいですよ。
電話は繋がりにくい事もありますが、ネットからだと24時間好きな時に問い合わせ出来るので、おすすめです。
まとめ
モグワンの1日の給与量は公式サイトの給料目安を参考にするか、以下の計算式でワンちゃんごとに割り出せば分かるようになっています。
個体を反映した給与量の計算方法
- 安静時エネルギー要求量(RER)を割り出す
- 犬の個体差を反映させる犬の活動エネルギー係数を調べる
- 1日のエネルギー要求(DER)を求める
- モグワンの100gあたりのカロリーを調べる
- 1日の給餌量の計算する
1袋で何日持つかについても、1袋の容量(1.8kg)を1日の給与量で割ることで計算することが出来ます。
モグワンは飼い主さんの多くが抱える悩みの一つである、ドッグフードの食いつきと栄養バランスを考えて作られた今人気の商品です。
ホームセンターやスーパー、楽天などには売っていませんので、お気をつけください。